「おうちダイレクト」で評判の「オーナー登録機能」を徹底紹介! これで自宅の売却価格が丸わかり!?

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サービスを開始した2015年から、ご利用者さまからの評判やお声を反映しながら改良を重ねてきた「おうちダイレクト」。これまでに類を見ないほど、気軽にユーザが中古マンションの「推定成約価格」を調べることができる「オーナー登録」をはじめとしたサービスは、一体どこが新しく、どう素晴らしいのか。それらにどんな価値をユーザは見出だせるのか。
サービスの企画や設計を担う石井、実際の売主さまと買主さまそれぞれのフォローをするコーディネーターの豊田、エンジニアとしてより良いサービスの具現化を任される榎田の3名に、それぞれの立場から「おうちダイレクト」の「オーナー登録」についてお話いただきました。

【担当者プロフィール】

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ヤフー株式会社 不動産本部 流通企画開発部
石井 弥生(いしい やよい)

【担当者プロフィール】

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ソニー不動産株式会社 おうちダイレクト担当 シニアコーディネーター
豊田 智行(とよだ ともゆき)

【担当者プロフィール】

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ヤフー株式会社 不動産本部 流通企画開発部
榎田 康宏(えのきだ やすひろ)

「おうちダイレクト」のオーナー登録機能とは?

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――まずは、「おうちダイレクト」のオーナー登録の概要をお聞かせいただけますか?

【石井】「おうちダイレクト」でオーナー登録を行っていただくと、ビッグデータから算出したご自宅の現在の推定成約価格をWEB上で簡単にご確認いただけるだけでなく、グラフ状に表示されるシステム推定成約価格の推移を最大で過去2年間まで閲覧できるため、グラフの推移にあわせた戦略的な売却プランを練るひとつの指標としてご活用いただけます。また、ご自身がお持ちの不動産の資産価値を把握するためには、これまでは不動産会社に依頼をしないとなかなか知り得えなかった側面がありますが、「おうちダイレクト」のオーナー登録ではご自宅にいながらWEB上で手続きが完了します。具体的には、Yahoo! JAPAN IDでログインした状態からご自宅のマンション名と部屋番号を入力するだけ。1分程度で完了する本当に簡単な操作を行っていただくことでご自宅の推定成約価格を得られるというのは「おうちダイレクト」が提供できた新しさだと考えています。

――自宅の推定成約価格を知るうえで、「おうちダイレクト」以前の従来のやり方ではどのような手順が必要に?

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【豊田】ご自宅の推定成約価格をお知りになるためには、不動産会社にまず連絡をしていただくのがこれまでの、そして現在の一般的なやり方です。査定方法としては、不動産会社が現地に赴かない「机上査定」と呼ばれる算出方法、または、不動産会社が直接現地に足を運び、お部屋の状況や周辺環境を実際に確認する「訪問査定」での算出方法の2つのパターンになりますが、どちらも「おうちダイレクト」が提供するシステム推定価格と比較すると大幅に時間がかかります。また、机上と訪問のいずれの査定方法も、実際に査定を担当する人間の経験や感覚によるところが多いため、例えばわたしが査定をする場合、わたしの上司が査定をする場合、わたしの同僚が査定をする場合では、査定額が大きく変動する可能性があります。一方「おうちダイレクト」のシステム推定成約価格は、マンパワーとは比較にならないほどの膨大な不動産関連情報を人工知能が処理したうえで算出するものなので、仮に同じ条件のお部屋の査定額を、同じ市況や環境要因のなかで算出したとすれば、そのブレは少ないはずです。が、今この場でお話しさせていただいたことは、「おうちダイレクト」の新しいやり方が優れていて、従来のやり方が劣っているという意味ではなく、あくまでも双方の対比が際立つポイントとしてご説明を申し上げたまでとお断りを入れさせてください。

――なるほど。優れたシステムであることは理解しました。ところで、実際に同じ条件のお部屋など存在するのでしょうか?

【豊田】これは、はっきりとないと言い切れます。どのお部屋もいわゆる「1点もの」です。加えて、仮に同じお部屋でも査定を行うその時々で市況や競合の存在など置かれている環境が異なることや、さきほど申し上げたとおり、査定担当者による査定額が上下にブレることなどから、売主さまの印象としては、不動産会社が行う「査定」という「値付け行為」にその会社の損得勘定などの思惑が含まれているのではないかと残念な方向に想像力が働いてしまう、つまり不透明さや不信感を持たれてしまいやすい側面があるのは事実です。

【榎田】わたしは「おうちダイレクト」に関わるエンジニアという立場からお話をさせていただきますが、その不透明さを払拭できるという点は、「おうちダイレクト」の目指すところと考えていて、客観性を持つ情報を提供することが大切だと考えています。

――ありがとうございます。では、売却活動の指標となる「システム推定成約価格」には一定の客観性が求められる、もしくは客観性を提供する責任が「おうちダイレクト」にはあると考えますが、エンジニアの立場でどのようにお考えですか?

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【榎田】はい。その質問にお答えする前にまずお伝えしたいことは、不動産の価格には正解がないということ。不動産の成約価格はご存知のように、売り手と買い手が互いに納得できた金額に過ぎず、ひとつの結果の形であってその正否を問われるものではありません。同様に「おうちダイレクト」が提供しているシステム推定成約価格も、この値段で必ず売却できるという「正しい数字」をご提供しているわけではありません。あくまでも不動産売買をご検討されている全ての方々にとって、売買を行う上での有効なツールとして機能することを願っています。
とは言え、我々が提供しているシステム推定成約価格は、これまでの不動産取引実績やその取引の背景にあった環境要因などの膨大なデータの積み上げから算出される値なので、人工知能が扱うデータが大きなものであればあるほど客観性が生まれ、ひとつの有効な指標としての「強さ」を帯びていることは確かです。
ここからはあくまでも、エンジニアとしての見解にはなりますが、従来の査定方法との妥当性の優劣を語るのではなく、ご自身が持つ資産の価値をこれまで以上に気軽に利用できるツールとして認知が拡大していくとありがたいですね。従来のやり方で出した査定額、「おうちダイレクト」のシステム推定成約価格。この両方を見比べるというだけでも、技術者としてはとてもエキサイティングな活用法だと思っています。

――質問を変えます。ユーザがシステム推定成約価格の妥当性を信頼しても大丈夫というファクトはありますか?

【榎田】実際に成約した物件と価格をお出しするのはユーザの個人情報に関わる部分なので控えさせていただきますが、「おうちダイレクト」の実績ベースで見た際、実際の成約価格とシステム推定成約価格が高い相関をもつ傾向にあることを根拠に、システム推定成約価格の客観性や売却活動に有用なひとつの指標として利用価値があることをこの場でお答えしても差し支えないのではないでしょうか。

「おうちダイレクト」のオーナー登録機能を実際にご利用されている方々の評判は?

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――「オーナー登録」に関するご利用者さまからの評判は?

【豊田】登録が難しかったという評判はほとんどお聞きしません。ネカティブなご意見としては、「システム推定価格が算出した数字が思ったよりも安かった」というものがありましたが、これは、「オーナー登録」や「システム推定価格」に対する特有のご意見というわけではなく、従来の机上査定や訪問査定でも同じご意見をいただくシーンは多々あるので、「オーナー登録」という文脈でのご利用者さまからの評判とは言えないかもしれません。

【石井】よいご評判でいうと、「オーナー登録」に付随した機能で、ご登録いただいたご自宅のシステム推定成約価格を定期的にメールでお知らせする機能は好評です。おうちダイレクトで利用している不動産価格推定エンジンの人工知能が自動学習をしながら2週間に1回の頻度で、ご自宅のシステム推定価格をオートマチックにオーナー登録者さまにご案内するため、不動産会社の意思を一切介さず、客観的な指標としてご自身の売却活動にご利用いただけているようです。

【榎田】少し話は変わりますが、ご自宅の価値をシステムに決められるということそのものに不信感をお持ちのユーザが一定数いらっしゃることを知ったのはサービスを走らせてみて少々驚いた部分です。ただし、そのユーザも実際に「おうちダイレクト」を利用されてみて、不動産価格推定エンジンが算出した推定成約価格がご自身の思っていた価格帯と遠くないという体験を経て、「これは面白いものかもしれない」とご興味を持っていただいたというネガティブからポジティブなご評価に変わったケースも耳にしています。

――現在の「おうちダイレクト」でご利用者さまがつまずいていそうなポイントはありますか?

【榎田】これは、シンプルにご自身のマンションが見つからないというのが「オーナー登録」のドロップポイントだと考えています。現在「おうちダイレクト」がカバーしている対象エリアだけでもマンションは相当数ありますが、一刻も早いデータベースの整備を「おうちダイレクト」の課題として認識しています。データベースの整備とは、マンション情報を集めた上で網羅的にカタログ化していく作業を指しています。

【石井】これに関しては、仮に「おうちダイレクト」の「オーナー登録」時に売り出しを予定されているマンションが見つからなかった際には、ユーザさまからご自身のマンションの情報をお送りいただくという形でフォローをしています。お送りいただいた情報をもとに「おうちダイレクト」でデータベースをご用意できた際に、あらためて登録完了のご案内をユーザさまにご連絡させていただいています。

「オーナー登録」と「おうちダイレクト」の今後の展望

――「オーナー登録」の概要と現在の課題は分かりました。これからの展望が気になります。

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【豊田】ユーザの立場では、推定成約価格に限らず、ご自身の不動産売買に関わるあらゆる有益な情報を充実させてほしいという流れになるのは自然なものだと思っています。しかし、個人情報の取扱いや個人情報保護法など、様々な制約やルールを無視するわけにはいきません。我々は革新的なサービスの提供を目指しており、「おうちダイレクト」は、あくまでも売り手と買い手の判断や意思決定に必要と思われる客観性の高い情報を提供し、双方にご納得いただける取引をしていただくためのサポートに徹するというスタンスでいます。わたし個人としては「おうちダイレクト」は従来にはなかった不動産会社を介さずマンション売買を実現できるサービスなので、個人の売り出しがどんどん増えてくれたら素晴らしいと考えています。「おうちダイレクト」での売買の主役は、どこまでも当事者である売主さま・買主さまです。

――なるほど。ここまでお聞きして「おうちダイレクト」は素晴らしいと、いちライターとして感じましたが、その素晴らしさをユーザにまだまだ伝えきれていないような気もします。歯がゆさはありませんか?

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【石井】はい。とっても歯がゆいです(笑)。例えば、「おうちダイレクト」は現在、不動産投資をする方々にもご好評で、色々なお問い合わせを頂戴しています。もともと「おうちダイレクト」はスタート当初、投資用物件は含まない個人住居向けのサービスとして設計されていました。ご自宅は基本的に一つという設計理念に基づき、現状一つのYahoo! JAPAN IDにつき、一つの物件しかオーナー登録しかできないのもそのためです。サービススタートから実績を重ねる過程で、さきほど申し上げた不動産投資をする方々からのお声を受け、投資用物件にもサービスを解放した経緯もあり、今後は、一つのYahoo! JAPAN IDで複数物件のオーナー登録をできるような仕組みをご提供することを検討していますが、こういったサービスが持つしなやかさも大きな特徴ですし、なにより「おうちダイレクト」が成長を続ける不動産売買プラットフォームであることを示すものと考えています。今後も不動産売買のサポートをするツールとしての価値を高め、さらなる新規ユーザの獲得と既存ユーザがリピートしていただけるようなサービスにしていけたらと考えています。

――最後になりますが、にわかに兆しを見せてきた不動産とテクノロジーを掛け合わせる「不動産テック」の分野で、「おうちダイレクト」は今後どういった存在感や価値を出していきたいとお考えですか?

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【榎田】わたし自身は、不動産を一回買ったらそこに永住をするという傾向は昔ほどなくなってきたという印象を持っています。特に首都圏で生活をされている方にその傾向は顕著です。言い換えると、これまでの「家=終の棲家」という漠然とした概念から、もう少しドライ、かつ現実的に「家=ファイナンシャル」という捉え方をされる方が増えているような世の中の空気を感じています。お子さんの成長や、ご自身のリタイヤ後など人生で訪れる様々なライフイベントの折々で、その時々にマッチした「良い生き方」を選択するために「自宅の資産価値」をWEB上で気軽に調べることができて、機能的に売り買いをできるような経済的な人生設計を「おうちダイレクト」を通じてエンジニアリングによりご提供していけたらと考えています。そのためにも「おうちダイレクト」の今後の展望としては、更なる簡易性と効率性の両立、それを下支えする安全性の確保がなによりも重要なものだと捉えていますし、ご利用者さまの情報活用能力などのITリテラシーに左右されず、どんな方でも「おうちダイレクト」がご提供する数々のサービスを等しく享受できるような仕組みを創出していくつもりです。


取材・文

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杉村 敏之(すぎむら としゆき)
ライター・Webディレクター

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